週末に見たい1本の映画

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地球は美しい星



竹取物語を読んだり見たりすると、かぐや姫の感情ってよく分かりません。お上品で物静かな、まるで人形のようなイメージです。この映画はどうかというと、かぐや姫の「生」を強調しています。なので、かぐや姫がものすごく感情豊かなんです。

かぐや姫が初登場するところも、翁が竹をスパッと切ったら、ちょこんとかぐや姫がいるという感じではありません。地面から花が開くように登場します。そして、その小さな小さなお人形さんがおうなの手によって人間の赤ちゃんサイズに大きくなっていきます。美しい着物を身にまとった色の白いお人形さんから、顔や体が真っ赤の赤ちゃんになるというところ。かぐや姫が地面から芽吹き、女性の手によって産声をあげる。生を強調しているのが分かります。

まさしく従来のイメージであった無機質な月ではなく、四季が移ろう自然豊かなイメージ。なので、自然と切り離されると、戸惑い怒ります。そして自然に反すること(眉毛を無理やり抜いたり、お歯黒にしたり)を嫌い、本来の人間らしい生き方を望む。それなのに、都の人から化け物と呼ばれます。そのときのかぐや姫の悲しみと心の爆発を描いたアニメーションは素晴らしいです。

それでは良い週末をお過ごしください。

(アメリカでは先月17日に公開したらしく、辛口映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%支持されています。日本では赤字だと言われた今作ですが、海外では受けて、ジブリが次回作を作ってくれたら嬉しいです。)

ハリウッド版予告編

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悪役のハッピーエンド



『ウォルト・ディズニーの約束』でも書きましたが、僕はディズニーアニメーションが好きです。特に手書きで描いていた初期作品は素晴らしいと思っています。

その中の一つ『眠れる森の美女』が僕は好きなので、『マレフィセント』を受け入れることができませんでした。何が嫌だったかというと、『マレフィセント』が『眠れる森の美女』を完全に無視しているところです。

マレフィセントは死ぬ運命にある悪役です。ここは変えちゃいけない。マレフィセントが本当は邪悪ではなく善良の妖精であったというように描くのは良いです。感情は変わりますから、善良な妖精が怒りによって邪悪に変化するのはありえます。しかし、マレフィセントとオーロラ姫が仲良くなって、マレフィセントのキスによってオーロラ姫が目覚めるというのは最悪です。

本当は優しい悪役というのは、その優しさを知られてはダメです。善の部分に気づかれず、悪役として憎まれる。『ハリー・ポッター』でいえばスネイプのような人物像がベスト。良い妖精なのに悪役になってしまった悲劇的な妖精マレフィセントが見たかったです。

それでは良い週末をお過ごしください。

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