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週末に見たい1本の映画

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みんなハッピーになろう



「あーすもくればー トゥーモーロー いいこぉとがあーるーはずぅさー」と赤毛の女の子が元気いっぱいに歌うミュージカル「アニー」がありますね。日本でも1986年から毎年公演されている人気のあるミュージカルです。ライブでは一度も見たことが無いので、見てみたいと思っています。そのアニーが2度目の映画化です。今作ではオリジナルを現代風にアレンジしているために、主人公の髪色から違っています。しかし、その分だけオリジナルへのオマージュが多くあって面白いですよ。

ストーリーは「現代風」の部分を除けば、オリジナルと大差ありません。大きく違うとするならば、ハニガンのキャラクターでしょうか。オリジナルでは完全に悪役だったハニガンが『マレフィセント』のようになっています。つまり、悪い人を演じているだけで、もともとは善人だったってことですね。ハニガンは身寄りのない子供たちを引き取ることで得られる収入で生計を立てています。しかし、ハニガンは子供たちを養う気ゼロ。歌手であったときの栄光にすがって、今の生活に対してストレスがたまっています。『スタア誕生』のノーマン・メイン、『ブルージャスミン』のジャスミンことジャネットみたいな感じです。つらいですねぇ。子供たちは「落ちぶれた元歌手」のストレスのはけ口になっていました。つらいですねぇ。そんなときでもアニーは笑顔を絶やさず、賢く立ち回ります。そんなアニーでしたが、大富豪スタックスとの出会いによって彼女の生活は一変します。彼女の生活だけでなく、彼女の周囲の人生までも変わってしまいます。

アニーという少女のおかげで、みんながハッピーになりました。そして映画の最後は『マンマ・ミーア』や『ジャージー・ボーイズ』のように(ほぼ)皆そろって歌い踊ります。ハッピーエンドが好きな人にはオススメの映画です。あと家族で見ると楽しめる映画でもあります。YouTubeで面白く加工された動画であったり、誰が見るんだっていう映画が映画館で公開されていたり、口から食べ物を吐き出したり…。小中学生が見たら喜んで笑うシーンが多くあるからです。ただ、登場人物たちの微妙な心の動き、ミュージカルの醍醐味である歌やダンスを楽しみたいと思っている人には残念ながら向いていないと思います。

それでは良い週末をお過ごしください。


拍手、コメントしてくださると嬉しいです。よろしくお願いします(^O^)

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白黒サイレント映画の魅力



最近の映画で使われているCGはCGだと思えないくらい自然になってきましたね。『2001年宇宙の旅』では人間が猿の着ぐるみに入って猿の演技をしていましたが、もうその必要はありません。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』では猿たちにリアリティがあり過ぎて、怖いくらいでした。アライグマがマシンガンをぶっ放すシーンだって、CGを使えば映像化できてしまいます。すごい時代ですよね。ほぼ何でも再現できてしまうのですから。ただ何でも再現が出来てしまって、見る側の想像力を必要としなくなったというのは悲しいですが…。

こんな時代にCGを使わない白黒サイレント映画を作ったのが『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』の監督ミシェル・アザナヴィシウスです。CGに物足りなさを感じていたときだったので、『アーティスト』のアナログな楽しさに大満足でした。言葉を発しないからこそ、役者さんの動きや表情が際立ちます。たとえば、主演男優のチャーミングな笑顔、彼の恋人となる女性の可笑しなダンスですね。「鮮明な」あるいは「美しすぎる」装飾を取り除くと、こんなにも役者の魅力が活かされ、ウィットに富んだロマンチックな映画になるということに新鮮な感動を味わいました。

『アーティスト』はサイレントからトーキーに変わるハリウッドを舞台にしています。サイレントからトーキーという過渡期を舞台にした映画としては『雨に唄えば』が有名ですよね。メイン・ストーリーは『スタア誕生』をオマージュしています。『雨に唄えば』や『スタア誕生』の他にも多くの名作をオマージュしています。たくさんの映画を見ている方の中には、このオマージュが多すぎて鬱陶しいと感じるようです。しかし、僕のように本数を見ていない者にとっては1920年代から50年代にかけての、いわゆる「映画が素晴らしかった頃」の雰囲気を感じられてウットリします。

それでは良い週末をお過ごしください。


拍手、コメントしてくださると嬉しいです。よろしくお願いします\(^^)/

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頑張れ、ゴジラ!!



僕は平成生まれですが、平成ゴジラシリーズは全13作品中の6本しか見ていません。対する、昭和ゴジラシリーズ(全15作品)はすべて見ています。どちらのシリーズも面白いですが、僕は試行錯誤の跡が見える昭和ゴジラシリーズが好きです。

昭和ゴジラシリーズは初代『ゴジラ』を除けば、ゴジラが自分の意志で人間を襲うことがありません。人類の敵からヒーローになるからです。ゴジラは人間を守るために、怪獣と闘ってくれます(いわゆる怪獣プロレス)。しかし、ゴジラの対戦相手のほとんどは人類の敵というほど人間を殺したりはしないのです。白は黒が濃ければ濃いほど、その白さが際立ちます。ゴジラという善は凶暴な敵怪獣という悪によって際立つのです。『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』のように、一郎くんの夢の中で怪獣たちが髑髏島ならぬ怪獣島で牧歌的な戦いを繰り広げるだけでは、僕としては「頑張れ、ゴジラ!!」となりません。

しかし、『ゴジラ対ヘドラ』においてはそうではありません。そもそも、ヘドラとはドロドロのヘドロから生まれた公害怪獣です。今までの怪獣は生き物でしたが、ヘドラはヘドロの塊。家の近くの溝に漂うヘドロが生き物のように歩いたりしたら、気持ちが悪いですよね。ゴジラはヘドラをつかんでブンブン振り回すと、ヘドラの体の一部であるヘドロが飛び散ります。飛び散ったヘドロは勝手に動き、部屋にいた男たちを生き埋めにしてしまいます。この場面はかなりショッキングです。その後も、ヘドラは人間を殺しまくります。まだまだ見たことのある怪獣作品は少ないですが、こんな気持ち悪くて、恐ろしい怪獣は今まで見たことがありません。夜中に見たのですが、観おわった後は布団の中で寒さと恐怖でブルブル震えてました。僕が初めて「頑張れ、ゴジラ!!絶対に倒してくれ」と思えた昭和ゴジラです。

それでは良い週末をお過ごしください。

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女性の可愛らしさ



明けましておめでとうございます。昨年から始めた「週末に見たい1本の映画」ですが、僕のブログを読んでくださる皆さまのおかげで書き続けられました。ありがとうございます。今までは名作・大作と呼ばれるものを中心に扱ってきましたが、今年からはTSUTAYAのように良作も発掘していきたいと思っています。なので、僕が好きなハートウォーミングな作品でなくても、何でも選り好みせずに見るというのが今年の目標です。

今年初めて紹介する映画は『女は女である』。監督はジャン=リュック・ゴダールですが、彼の作品は見ていると睡魔が襲ってきてしまい、最初から最後まで起きて見ていられないことが多いです。これは、ゴダールの作品がつまらないということを意味しているわけでは決してありません。ただ、僕の脳が映像についていけなくなるんですね。なので、何回目かでやっと最初から最後までみることができます。映画の演出に慣れてしまえば、とても面白く感じることができます。

『女は女である』はゴダールの作品の中でもかなり見やすい作品になっています。それでも、ハリウッド映画に慣れた僕の脳みそでは少し難しいところがありました。特に、音楽の演出です。映画の音楽は登場人物たちの心情を表したり、映画をよりロマンチックにしたりするためにあると僕は考えています。この映画は僕の考える音楽の使われ方をしていないような気がして、頭にクエスチョンマークがつくのです。

たとえば映画の冒頭、カメラはカフェの中から通りを歩く女性アンジェラを窓越しにとらえます。そのときに流れているのが哀愁漂う男性歌手の歌。通りを歩いていたアンジェラがカフェの中に入ります。流れていた歌は実はカフェのジュークボックスから流れていたもので、アンジェラは同じ曲を選曲します。店員に時間を聞いて慌てたアンジェラは急いでお店を出ると、流れていた曲はぷっつりと消えます(アメリカ映画だったら、お店を出ても曲はそのまま流れているか、お店の前あたりまではボリュームを落として流れ続けるイメージがあります。たとえば、『カサブランカ』のAs time goes byも店の内外問わずかかります。普通のシーンで音がぷっつり消えることはあまりないはずです)。カフェを出て通りを歩いているので、街の喧騒が聞こえてきます。そうかと思うと突然無音になり、そしてカフェで流れていた音楽がまた流れてくるのです。

音が急に鳴ったり、音がしなくなったり。何か意味はあるのだろうけど、その意味が分からなくて頭が混乱してしまい思考停止します。よほど勘のいい人でない限り、この音の演出の真意は映画を最後まで見ないと分かりません。僕はカフェで流れていた哀愁漂う曲が女性にとっては何なのかに着目したときに、この演出の意図がわかったような気がしました。その意図が見えると、この情緒不安定で訳の分からないことを言う女性をいとおしく感じます。

基本的には男女の考え方のずれを主題にした映画であるので、ハリウッド的なラブコメ要素が多分にあります。他のゴダールの作品と比べて見やすいと言ったのはこのためです。映像の省略によって生まれるリズムと音楽の演出に慣れてしまえば、女性が憎たらしくも可愛らしく思えるはずですよ。

それでは良い週末をお過ごしください。


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