FC2ブログ
 

週末に見たい1本の映画

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

女性の可愛らしさ



明けましておめでとうございます。昨年から始めた「週末に見たい1本の映画」ですが、僕のブログを読んでくださる皆さまのおかげで書き続けられました。ありがとうございます。今までは名作・大作と呼ばれるものを中心に扱ってきましたが、今年からはTSUTAYAのように良作も発掘していきたいと思っています。なので、僕が好きなハートウォーミングな作品でなくても、何でも選り好みせずに見るというのが今年の目標です。

今年初めて紹介する映画は『女は女である』。監督はジャン=リュック・ゴダールですが、彼の作品は見ていると睡魔が襲ってきてしまい、最初から最後まで起きて見ていられないことが多いです。これは、ゴダールの作品がつまらないということを意味しているわけでは決してありません。ただ、僕の脳が映像についていけなくなるんですね。なので、何回目かでやっと最初から最後までみることができます。映画の演出に慣れてしまえば、とても面白く感じることができます。

『女は女である』はゴダールの作品の中でもかなり見やすい作品になっています。それでも、ハリウッド映画に慣れた僕の脳みそでは少し難しいところがありました。特に、音楽の演出です。映画の音楽は登場人物たちの心情を表したり、映画をよりロマンチックにしたりするためにあると僕は考えています。この映画は僕の考える音楽の使われ方をしていないような気がして、頭にクエスチョンマークがつくのです。

たとえば映画の冒頭、カメラはカフェの中から通りを歩く女性アンジェラを窓越しにとらえます。そのときに流れているのが哀愁漂う男性歌手の歌。通りを歩いていたアンジェラがカフェの中に入ります。流れていた歌は実はカフェのジュークボックスから流れていたもので、アンジェラは同じ曲を選曲します。店員に時間を聞いて慌てたアンジェラは急いでお店を出ると、流れていた曲はぷっつりと消えます(アメリカ映画だったら、お店を出ても曲はそのまま流れているか、お店の前あたりまではボリュームを落として流れ続けるイメージがあります。たとえば、『カサブランカ』のAs time goes byも店の内外問わずかかります。普通のシーンで音がぷっつり消えることはあまりないはずです)。カフェを出て通りを歩いているので、街の喧騒が聞こえてきます。そうかと思うと突然無音になり、そしてカフェで流れていた音楽がまた流れてくるのです。

音が急に鳴ったり、音がしなくなったり。何か意味はあるのだろうけど、その意味が分からなくて頭が混乱してしまい思考停止します。よほど勘のいい人でない限り、この音の演出の真意は映画を最後まで見ないと分かりません。僕はカフェで流れていた哀愁漂う曲が女性にとっては何なのかに着目したときに、この演出の意図がわかったような気がしました。その意図が見えると、この情緒不安定で訳の分からないことを言う女性をいとおしく感じます。

基本的には男女の考え方のずれを主題にした映画であるので、ハリウッド的なラブコメ要素が多分にあります。他のゴダールの作品と比べて見やすいと言ったのはこのためです。映像の省略によって生まれるリズムと音楽の演出に慣れてしまえば、女性が憎たらしくも可愛らしく思えるはずですよ。

それでは良い週末をお過ごしください。


拍手、コメントしてくださると嬉しいです。よろしくお願いします\(^^)/

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。